10秒まとめ
変形性腰椎症は加齢とともに腰椎や椎間板が変性し、腰痛や神経症状を引き起こす疾患で、中高年の女性に多く見られます。主な症状は腰痛や脚のしびれなどで、治療は保存療法と手術療法があります。予防には適切な運動と体重管理が重要です。早期の診断と適切な治療を行うことで症状が改善することが多いです。

なぜ変形するの?
腰の背骨(腰椎)や腰椎の間でクッションの役割を果たす椎間板が過度の負荷や加齢に伴う水分の減少により変性することがあります。
それにより腰椎の周りに骨のとげができたり、関節が変形することで痛みを感じたり、神経が圧迫されることでしびれたりします。
腰椎に負担をかける日常生活動作
・長時間の座り仕事や前かがみの姿勢
・重い物を持つ作業の繰り返し
・運動不足による筋力低下
特に中高年に多く見られ、男性よりも女性に多い傾向がありますが、体重の増加も原因の一つと言われています。
どんな症状が現れる?
主な症状には、腰痛などの腰の症状としびれなどの脚の症状があります。
腰の症状
・腰の痛み
・起床時の腰の動かしにくい
・長時間座っていた後の腰の動かしにくい
・前かがみになりにくい など
脚の症状
・脚の痛み
・脚のしびれ
・脚の筋力低下 など
症状の現れ方には個人差があります。
どんな治療法がある?
治療は、症状の程度や生活スタイルに応じて、保存療法と手術療法の2つの選択肢があります。
保存療法
・薬物療法:消炎鎮痛剤の服用や湿布の使用などによる痛みの軽減を図ります。
・リハビリテーション:腰部の筋力トレーニングやストレッチなどで痛みの軽減と機能回復を目指します。
・装具療法:痛みが強い時はコルセットの装着も有効で、腰部の安定性を高める効果があります。
保存療法で症状が改善しない場合や、日常生活に支障をきたす程の痛みやしびれがある場合には、手術療法が検討されます。
手術療法
・除圧術:神経の圧迫を解除する手術です。
・固定術:ずれた背骨を固定する手術です。
患者さんの状態に応じて適切な手術法が選択されます。手術後は、リハビリテーションが重要で、徐々に日常生活に復帰します。
どうすれば予防できる?
変形性腰椎症の予防には、日常生活での注意と適切な運動が重要です。
・適正体重の維持:肥満は腰椎への負担を増加させます。
・トレーニング:腰を支える筋肉である腹筋や背筋を鍛えることが効果的です。
・有酸素運動:水中ウォーキングなど腰に負担のかからないものがオススメです。
・日常生活での注意:重い物を持ち上げる際は膝を曲げてしゃがむ、長時間の座り仕事を避けるなど腰に負担をかけないことが重要です。
当院にご相談ください
当院ではできるだけ手術療法を避け、リハビリテーションを中心とした保存療法を行っています。また、手術後のリハビリテーションを行うこともできます。腰の痛みやしびれ、不安がある場合は、当院にご相談ください。
