PFC-FD療法とは
怪我をして出⾎するとかさぶたになり、⾃然と治ります。これは組織の修復を促し、炎症を抑える働きをもつ⾎⼩板という⾎液細胞のおかげです。
PFC-FD療法では⾎液から⾎⼩板を分離し、⾼濃度に濃縮したものを膝関節に注射します。これにより⼀時的に治癒能⼒を⾼め、痛みを軽減することが期待できます。
欧米では以前から広まっていましたが、近年、日本でもスポーツ選手を中心に広まってきています。
メリットとデメリット
メリット
- ⾃分の⾎液を利⽤するので、アレルギー反応などの リスクが少ないです。
- 注射後の痛みや腫れが少ないです。
- 治療は関節への注射だけなので、普段通りの⽣活が できます。
デメリット
- 治療効果には個⼈差があります。
- 治療ができない場合があります。
- 保険診療の対象ではないので費用が高額です。
当院での治療
まずは医師にご相談ください。
- PFC-FD療法が適しているかどうかを医師が診断します。
- 治療には約50mlの採⾎が必要です。
- 厚⽣労働省の認定を取得している施設に⾎液を送り、加⼯・凍結乾燥されます。
- 採⾎から約3週間後に関節への注射を⾏います。
- 保険診療の対象ではないので自由診療になります。