変形性股関節症について

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変形性股関節症は、股関節の軟骨がすり減り、関節が変形する疾患で、中高年の女性に多く見られます。症状は股関節の痛みや動かしにくさなどで、治療は保存療法と手術療法があります。予防には適正体重の維持と筋力トレーニングが重要です。

どんな疾患なの?

変形性股関節症は、股関節の軟骨がすり減り、関節が変形する疾患です。特に中高年の女性に多く見られます。
股関節は大腿骨の骨頭と骨盤の臼蓋で構成され、軟骨がクッションの役割を果たしています。
加齢過度の負荷先天性の股関節形成不全などが原因で軟骨がすり減り、骨同士が直接接触することで痛みや動かしにくさが生じます。

主な症状は次のようなものがあります。

初期
股関節の痛み:立ち上がった時や歩き始めに痛みを感じることが多いです。
関節の動かしにくさ:曲げたり捻ったりする動きがしづらくなります。

進行すると…
股関節の痛み:痛みが強くなり、持続痛や夜間痛に悩まされることもあります。
関節の動かしにくさ:足の爪切りや靴下の着脱、しゃがんだりすることが難しくなります。
日常生活への影響:長時間の立位や歩行がつらくなり、階段の昇降や車の乗り降りにも支障をきたすことがあります。

治療は、症状の程度や生活スタイルに応じて、保存療法手術療法の2つの選択肢があります。

保存療法
薬物療法:消炎鎮痛剤の服用やヒアルロン酸注射などで痛みを和らげます。
リハビリテーション:股関節周囲のトレーニングやストレッチを行い、痛みの軽減と機能回復を図ります。
体重管理:股関節への負担を増加させないように体重管理を行います。

保存療法で症状が改善しない場合や、日常生活に支障をきたす程度の痛みがある場合には、手術療法が検討されます。
代表的な手術として人工股関節全置換術があります。人工股関節全置換術は、損傷した関節を人工の部品に置き換える手術で、痛みを改善し、関節機能を回復させます。
手術後は、リハビリテーションを行い、徐々に日常生活に復帰します。

変形性股関節症の予防には、次のようなものがあります。

適正体重の維持:肥満は股関節への負担を増加させてしまいます。
トレーニング:股関節を支える筋肉、特にお尻の筋肉(大殿筋・中殿筋)を鍛えることが効果的です。
有酸素運動:水中ウォーキングや自転車漕ぎなど、股関節への負担の少ない運動がオススメです。
日常生活での工夫:階段の昇降時には手すりを使用するなど、股関節への負担を軽減する工夫をしましょう。

 当院にご相談ください

当院ではできるだけ手術療法を避け、リハビリテーションを中心とした保存療法を行っています。また、手術後のリハビリテーションを行うこともできます。股関節の痛みや不安がある場合は、当院にご相談ください。

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この記事を書いた人

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岩政 亮平

理学療法士
日本臨床徒手医学協会認定セラピスト
ピラティスインストラクター