腰痛について

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 腰痛は運動器疾患の中で最も多い症状の一つで、原因は成長や加齢、外傷、内臓疾患、ストレスなど多岐にわたります。治療は主に保存療法が行われ、予防には適切な運動と生活習慣の改善が重要です。早期の診断と治療が大切です。

腰痛は国民病?


 腰痛は、運動器疾患の中で最も多い症状の1つで、一生のうちにほとんどの方が経験すると言われています。腰痛の原因は多岐にわたりますが、主な原因として、側弯症など成長に伴うもの、腰部脊柱管狭窄症など加齢による変性疾患、圧迫骨折など外傷によるものなどが挙げられます。また、腰以外の原因として、血管、泌尿器、婦人科、消化器の病気によるものや精神的なストレスによるものも考えられます。

 症状は、原因によって様々です。一般的には、腰の痛みやこわばり、長時間の同じ姿勢での痛みの増強、前屈みになった時や身体を反らした時の痛み、朝起きた時の痛みや違和感などが挙げられます。症状の程度は個人差が大きく、軽度のものから日常生活に支障をきたす重度のものまであります。

 治療は、症状の程度や原因に応じて選択されますが、保存療法が主な治療法です。保存療法には、消炎鎮痛剤の服用や湿布薬の使用などの薬物療法があります。また、リハビリテーションとして腰周りの筋力トレーニングやマッサージ、腰に負担のかからない姿勢の指導などが行われます。手術療法は、腰痛の原因が椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などにある場合に検討されます。

 腰痛の予防には、日常生活での注意と適切な運動が重要です。具体的には腰に負担のかかりやすい中腰を避けること、適度な運動で筋力や身体の柔軟性を保つこと、適正体重を維持すること、職場環境を改善すること、ストレス管理を行うことが挙げられます。

当院にご相談ください

 当院ではリハビリテーションを中心とした保存療法を行っています。腰の痛みや不安がある場合は、当院にご相談ください。

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岩政 亮平

理学療法士
日本臨床徒手医学協会認定セラピスト
ピラティスインストラクター